Case: Holographic Concert on Crosswalk

世界でも交通事故が多いことで知られる、ブラジル。交通量の多さや運転マナーの悪さもありますが、歩行者による横断歩道無視も大きな要因の一つだといわれています。

調査によると、横断歩道を渡らなかったために起きた交通事故の死亡者数の割合は、全体の22%にもなるそう。

車だけではなく、歩行者にも交通安全に関する意識を高めてもらうため、同国の交通局・Detranは人気ラッパーのKarol Conkaさんに協力を仰ぎ、啓発映像を制作しました。

リオ五輪の開会式での圧巻のパフォーマンスが話題となったConkaさん、「考えてみて。一瞬で命を落とすかもしれない」「横断歩道はあなたを守るためにある」とリズムに乗って歌います。

この映像はスマホのAR機能で観ることができますが、視聴するには横断歩道の近くに設置してあるデジタルサイネージのコードを読み込まなくてはなりません。

現実世界の横断歩道にConkaの姿を重ね合わせ、ユーザー自身も安全に道を渡ってもらおうという狙いです。

この取り組みの結果、車と歩行者の交通事故は24%も減少。ブラジルで絶大な人気を誇るアーティストを起用し、見事な成果を収めたプロモーションでした。