Case: Giving Gene

突然ですが、皆さんはご自身のことを『気前がよく、人に親切にする』方だと思いますか?

実は近年の研究によると、困っている人を助けたり、お金や物を分け与えたりする性格は、ある程度遺伝子的な要因があるのだそうです。

このことをふまえ、様々な障害を持つ子供たちをサポートする活動を行うカナダの非営利団体・Easter Seals Canadaは、人々が自分が生まれつき持つ“気前の良さ”を知るためのDNA鑑定キット『Giving Gene』を用意しました。

自分が“人に優しい遺伝子”を持っているかどうかを知ることができるこのキットは、70ドルで販売されており、経費を除いた売り上げは、Easter Sealsが支援する子供たちために使われるという仕組みです。

テストの仕方は簡単で、口の中(頬の内側)を綿棒のような物で軽くなぞるだけ。オンタリオ州にあるマックマスター大学にて解析が行われます。

結果は『GG(父親と母親の両方から遺伝子を受け継いでいる)』、『GA(父親もしくは母親の片方から受け継いでいる)』、『AA(両親のどちらからも受け継いでいない)』の3パターンから一つを表示。

鑑定で『GG』が出た人は「これからも、もっと寄付をするわ。」と嬉しそう。一方『AA』の判定が出た人も「人生を決めるのは自分自身。遺伝子が無かったとしても、人助けをしていくことに変わりはないよ。」と前向きにとらえているようです。

募金を呼びかけるキャンペーンといえば、人々の情に訴えかけるものが多いなか、今回の取り組みは“自分のDNAを知る”という、参加する人にとっても非常に興味深い内容となっています。

自分自身を知ることで『困っている人の助けになりたい』という気持ちを一層高める、秀逸なドネーション施策でした。


Easter Seals Canada Giving Gene from J. Walter Thompson Canada on Vimeo.