Case: Safer Bike

米トヨタのディーラーが、公道での自転車運転の危険性を啓発するために“トヨタブランド”の自転車を開発しました。

手がけたのはアメリカ南東部5州でトヨタ車を販売しているSoutheast Toyota Distributors。“世界で最も安全な自転車”を作ることを掲げ、トヨタの乗用車カムリに実装されている“他の車両が接近すると警告が表示される”といった技術をもとにしてプロトタイプを制作しました。

具体的には、自転車の“フロント”部分にライダーを搭載。これにより周囲にレーザー光を発射し、車両周囲のどこに物体があるか、物体までの距離はどの程度かを把握できるようになります。

背面にはLEDテールライト。

ヘッドライトは加速や減速に伴って自動的に高さがアップダウンする仕様に。

障害物に接近した距離の近さによって、青→黄→赤と変化し危険を知らせてくれるライトディスプレイを装備。

他のドライバーに存在を知らせるサイドライト。

そしてギミックとして、カムリと同じ音のホーン(警笛)も。

カーディーラーが“安全な自転車を作る”という前代未聞の取り組みについて、エージェンシーのクリエイティブディレクターは「トヨタの安全へのコミットメントを示すために形あるものを作り、自転車を乗る人達にその危険性について意識を高めてもらいたい」と開発の狙いを説明しています。

実際の製品化は未定ですが、ブランドの持つ安全性を広告展開ではなく、プロダクト(プロトタイプ)開発というアプローチで示すPR施策でした。