Case: The Anti-vandalism School Bus

イタリア・ラツィオの交通機関・COTRALが、近年悩まされている落書き・破壊行為への対策を目的として一風変わった取組みを実施しました。

COTRAL – ANTIVANDALISMO from SuperHumans on Vimeo.

同社では毎年何百台ものバスが落書きなどの被害に遭っており、年ごとに10台の新車を導入するために200万ユーロ(約2.6億円)がかかるなど大きな負担になっていました。

“落書き・破壊行為をやめさせるにはどうすればいいか?”

彼らが着目したのは、学生・生徒の通学を目的として運行されるスクールバス。同社のバスのうち40台を、“スクールバス風”の黄色のカラーにラッピングしたのです。

車体には大きく「破壊行為の解決策は(自らが)成長することだけだ」と表記し、落書き等破壊行為の予備軍が目にしたときに、「落書きをする自分は未熟者だろうか…」と羞恥心を感じさせるデザインにしました。

さらにSNSでもInstagramの自社アカウントでこの塗装に関する投稿を行ったり、Twitterでこのバスの写真を投稿したユーザーをRTするなど拡散に努め、全国メディアからローカルメディアまで取り上げられるなど話題になったといいます。

結果、15,000インプレッション、9,000いいね、700シェアを集めました。「ダメ」と押し付けるような伝え方ではなく、子供心に戻るカラーリングとメッセージを打ち出すことで、落書きや破壊行為を行う人々の気持ちに訴えかけた取り組みでした。