Case: Repicturing Homeless

ホームレスの自立を支援するために22年前に創刊されたドイツのストリートマガジン・fiftyfifty。路上で雑誌を販売し、その売り上げの一部が販売者の収入になるという、チャリティーではなく“働く機会”を提供する事業です。

このチャンスを活かし自立する人がいる一方、ホームレスに対するイメージは『身体的・精神的な病を患っている』『手の施しようがない』など否定的であることも事実。

そこでfiftyfiftyは、ストックフォトサービスのGetty Imagesとタッグを組み、路上生活を送る人たちへの差別や偏見をなくすためのキャンペーンを実施しました。

2社が制作したサイト・Repicturing Homelessに掲載されたダウンロード用の写真、実は11人のホームレスがモデルを務めています。

撮影したのは、『ビジネス』『トラベル』『デザイン』など、Getty Imagesでよくダウンロードされるテーマに沿った写真。これらの画像が購入されると、その利益は全額fiftyfiftyに寄附され、住む場所のない人々にアパートを用意する資金として使われるという仕組みです。

fiftyfiftyによると、ホームレスの自立支援のために最も重要なことは、経済的な支援だけではなく、社会とのつながりを再び築き、自分が必要とされていると感じてもらうことなのだそう。

身だしなみを整え、多くの人が働く現場でカメラの前に立つという体験を通じて、今後も人と繋がって生きていく希望を持ってもらうと同時に、彼らを取り巻く社会に対しても、偏見を持たず支えあうことが大切だというメッセージを発信することが、本プロジェクトの狙いです。

Repicturing Homelessには、モデルとなったホームレスの人たちへのインタビューや制作側の想いなど、プロジェクトの詳細が紹介されていますので、ぜひご覧ください。


Repicturing Homeless – Getty Images & fiftyfifty from Havas Duesseldorf on Vimeo.