Case: Ric Brazil

毎年春に発表する『世界長者番付』で知られる、世界有数の経済誌・Forbes。同誌のブラジル版であるForbes Brazilは、この長者番付をテーマに、国内で蔓延る汚職や収賄に対し注意を喚起する取り組みを行いました。

ブラジルでは、政治家や企業患部による汚職が後を絶たず、その規模は日本円にしてなんと610億円にもなるのだとか。この事実を人々に知ってもらい、腐敗を防ごうと世論に呼びかけるためにフォーブスが紹介するのが、『Ric Brazil』という人物です。

Ricは、過去に収賄・横領などの事件を起こした多くの犯人の平均的な年齢や背格好、肌や髪の色などを算出し、さらに人工知能(AI)を搭載して作り出した、架空の人格。例えるなら“汚職代表”といったところでしょうか。

Forbesによると、仮に国内で取引される汚職に関連した資金を全て合わせた金額を、このRic Brazilの個人資産とした場合、Ricはなんとブラジルの長者番付第8位になることがわかったのです。

きちんと納税している一般市民や大多数の企業にとっては、呆れかえるほどのお金が不正に使われていることを示した本プロジェクト。国をあげた抜本的な対策が不可欠であることを訴えた取り組みの詳しい内容は、4月16日に発売されるForbesに掲載されているということです。