Case: Statue Living On Mobile

ブラジルのNPO団体Makers Societyが、“街中のベンチでスマートフォンを使用したまま、そこにとどまっている人”を銅像に見立てるというユニークなゲリラ施策を実施しました。

本企画は「私たちにモビリティーを与えてくれるはずのテクノロジーは、しばし人々をより静的にさせてしまう」という点に着目。つまり携帯電話は本来どこでも便利に使えるものにも関わらず、熱中し過ぎて一箇所にとどまってしまっている人々の行動に警鐘を鳴らすコンセプトの取り組みです。

具体的には、スマートフォンを片手にベンチに座って集中している人の目の前に、「モバイル社会に生きる銅像」と書かれた用紙とカンパ用の帽子を置いていきます。

すると、道ゆく人が徐々に小銭を入れ始めます。

「目の前でカンパされている?」その様子を不思議に思った「モバイル(社会)に生きる銅像」にされている張本人は、その紙に書かれている記述を見つけて苦笑い。“自分がいかにモバイル世界に没入していたか…”と気付かされることになります。

同団体は、クリエイティブの力で社会課題を解決していく趣旨で取り組んでいるようです。YouTubeチャンネルでは「車椅子の人にとって動きづらい場所に“車椅子立ち入り禁止”のシールを貼って、バリアフリーが進んでいない場所を洗い出していく」「雨が降った時だけあぶり出る塗料で、氾濫の危険があるエリアを道路上に明記する」などの事例が紹介されています。