Case: R vs R

ホンダのスポーツカー・シビック TYPE Rのアメリカでの展開にあたり、“シビック TYPE R vs シビック TYPE R” つまり同車種同士のレースの模様が公開されました。

しかしこのレース、ただ同車種をサーキットで2台走らせるというものではありません。「プロゲーマーが運転するCGのシビック」と「プロレーサーが運転する実際のシビック」を対決させるというコンセプトです。

一人目のドライバーは、プロゲーマーのピーター・ジャーキンス氏。自身のYouTubeチャンネルを通して“フルタイムのゲーマー”としての活動を行っています。彼はモーターゲーム『Forza Motorsport』開発拠点にいます。

二人目のドライバーは、プロレーサーのグラハム・レイホール氏。所属するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)では日本人ドライバーの佐藤琢磨氏ともチームメイトです。彼はレーシングサーキット・Road Atlantaにいます。

離れた場所にいる2人がどのように対決するのでしょうか。

サーキットにあるシビックのフロントガラスには、“プロゲーマーが操作するCGシビックの動きをリアルタイムで見られる”半透明のスクリーンを内蔵します。このようにすることで、実車シビックのドライバーであるプロレーサーが、フロントガラスから見える景色はそのままに、“CGのシビックがあたかもその場にいるように見える”…いわばMR(Mixed Reality)状態を実現しているということになります。

プロレーサー側からは、レース中にはこのような見え方になります。

一方でサーキットのシビックにはGPSを設置し、CGのシビック(プロゲーマー側)が、サーキットでのシビックの運転をキャッチアップできるようになっています。プロゲーマーには、サーキットのコースがCGで精巧に再現されます。

このようなテクノロジーをもとにして、プロレーサーとプロゲーマーによる自動車レース対決が実現。

プロレーサーが運転するシビックと、プロゲーマーが運転するシビックはどちらが速いのでしょうか。

まずリードしたのはプロゲーマーのシビック。プロレーサーのシビックからは、以下のキャプチャのように後ろから追いかけている様子が映ります。

リアルタイムで2台の運転技術を競います。

結果は最後にプロレーサーのシビックがまくり勝利。プロレーサーは1分46秒664、プロゲーマーは1分47秒535となりました。

ドライバーとゲーマー、リアルとバーチャル、モータースポーツとシミュレーション、エンジンとコンピューターなど、様々な対決の要素のあったこのレース。精巧にプログラミングされたCGにも勝利できるほどのスポーツカー・シビックの速さの性能、スピード感を訴求しています。