Case: Backseat Driver

皆さんは『Backseat Driver(バックシートドライバー)』という言葉をご存知でしょうか。

これは『車の後部座席からいちいち運転に口を出してくる人』つまり『余計なおせっかいを焼く人』という意味だそうです。

そしてそんなバックシートドライバーになりがちなのが、ズバリ、世の中の男性陣。一般的に女性は運転が苦手だと思い込んでいる人が多いため、どうしても「もうちょっとスピード出して」「左から自転車来るよ」などと口を出してしまいがちなんだといいます。

よかれと思ってのこととはいえ、言われた方にしてみれば「分かってるから!」となるのも仕方のない話。そこに着目したスウェーデンのアウディは、そのようなバックシートドライバーに邪魔されることなく、女性たちが楽しく運転できるようにと、ユニークなiOSナビアプリ『Backseat Driver Experience』をリリースしました。

このアプリは運転中にGPSでナビゲーションをしてくれるのはもちろんですが、「次の曲がり角では死角に注意」「前の車との車間距離をしっかりとって」など、ドライバーにいちいち細かい“アドバイス”をしてくれます。

これを(他人の運転に口うるさい)男性に使って、自分がドライブしている時に横から口出しされることのうっとおしさに気づいてもらおう…というわけです。

スウェーデンの女性レーシングドライバー・ミカエラ・アーリン-コチュリンスキーさんが開発に参加したこちらのアプリは、女性たちの声を代弁するユーモラスなアイディアだとして、国内大手新聞などで数多く報道され、女性は運転が下手だという偏見に対する議論を呼んだといいます。

男性、女性に関わらず、身近にバックシートドライバーがいて困っている…という方にうってつけ(!?)といえる、ユニークな視点のプロモーションアプリでした。


Audi – Backseat Driver from Ourwork on Vimeo.