Case: GO WITH THE FAKE

昨年から引き続き、ファッションブランドのDIESELが展開しているグローバルキャンペーン『GO WITH THE FLAW(完璧なんて、ない。)』。SNSに投稿される、完璧な写真のような価値観は画一的でつまらない。むしろその不完全さを、ポジティブな魅力に変えていこう、というメッセージが込められています。

今回同社は、2月8日に開幕したニューヨーク・ファッションウィークに合わせ、この『GO WITH THE FLAW』を体現するユニークなプロモーションを行いました。

舞台となったのは、マンハッタンのダウンタウンを東西に走るキャナルストリート。この通りはブランド商品のイミテーションや海賊版を販売する露店が多いことで有名な場所なのですが、ここにディーゼルが出店したのが“偽物っぽい品”を売る店。

この店には、『DIESEL』のロゴを『DEISEL』に変えた、いかにも模倣品といった感じのアイテムが安売りされています。

実はこれらの商品は全て本物で、ディーゼルのデザインチームによって特別に作られたもの。ブランドのクオリティーはそのままに、ロゴだけを偽物っぽく変えたのです。

来店したお客さんは、「ロゴのスペルが間違ってるよ」と苦笑しながらも、そのデザイン性の高さと値段に満足し、キャップやジーンズなどを購入していきます。

本施策の狙いは、『たとえ偽物であったとしても、それが本当に自分の好きな物であれば、最高にカッコいいファッションになるのだ』と伝えること。みんなに認められる完璧さよりも、不完全であること、つまり個性を大切にしよう!と呼びかけているのです。

このポップアップストアは、2月9日から12日までの期間限定でオープンしたとのこと。『DEISEL』のアイテムはこの店舗でしか扱っていないそうなので、もしかするとレアアイテムとして人気が出るかもしれませんね。