Case: Pre-Roll Hijack

あるリサーチによると、車を購入しようと考えている人の大半が、YouTubeで試乗レビュー動画を視聴して意思決定の参考にするといいます。

YouTubeには車のレビュー動画が数多くアップロードされていますが、自社の車が検索されるのをただ待っていても、ユーザーの目になかなか留まりません。そこでインドのスズキは、競合他社の車に先んじて見込み客にアピールするための方法を考案しました。

それは、新型車『S-Cross』の専門家によるレビュー映像を5秒間のプレロール広告にして、“他社のレビュー動画の前に”流すというアイディア。

車を新しく購入しようと考えている人が、目当ての車のレビュー動画をYouTubeで視聴する際、必ず最初にS-Crossの広告がプレロールで流れるので、見込み客に効果的にリーチすることができるというわけです。

この広告は200万回再生され、わずか1か月の間に5万件近くの問い合わせがあったといいます。

わずか5秒間の短い動画ではありますが、競合車種の見込み客を乗っ取ってレビュー動画を視聴してもらうことで、絶大な効果をあげることに成功したクレバーなデジタル施策でした。