Case: People. Not Symbols

公共の場では必ずと言っていいほど見かける、『車いすマーク』。障害を持つ人々が利用できる施設であることを示す、世界共通のシンボルマークであり、駐車場においては車いすでの乗り降りをスムーズに行えるようにと、広めのスペースが確保されています。

ところがイスラエルでは「少しの間だけだから」「子供の送迎に来ただけ」などと言って、この車いすマークを無視する人が多く、モラルの低さが問題になっているそう。

そんな中、高齢者や障害を持つ人々にとって住みやすい社会づくりを進める運動を行う、イスラエルのNPO・Access Israelは、12月3日の『国際障害者デー』に合わせ、この問題に対する意識を高めるため、新しい障害者マークをデザインしました。

それがこちら。

通常白い線で描かれている『車いすに乗っている人の絵』を、『実際に車いすを使って生活している人の写真』に置き換え、国内何千カ所という標識に掲示したのです。

この取り組みは、テレビや新聞、オンラインニュースなど各種メディアで紹介され、多くの人にとって、“一般的なシンボル”でしかなかった車いすマークを、“障がいを持つ人が本当に必要としている場所”なのだと実感してもらうことに繋がったといいます。

ちなみに、車椅子マークの正式名称は『国際シンボルマーク』というそうで、車いすを利用している、いないにかかわらず、障がい者の方全般を指しているとのこと。健常者と障がい者が共に気持ちよく暮らすため、思いやりと配慮を忘れないことが大切です。