Case:A Magic Thank You

米コカ・コーラから新しいクリスマスムービーが届きました。今回は2016年に映画「ドリーム」にてアカデミー賞作品賞及び脚色賞にノミネートされたセオドア・メルフィによる作品。

今年もたくさんのドラマチックで感動的なクリスマス広告が世の中に公開されていますが、今回はそれらとは少し趣向の異なる映像に仕上がっています。では早速、内容を見てみましょう。

クリスマス前夜のこと。主人公Steveは不思議なサンタに捕まります。

なぜそんなことになったのか。
シーンはSteveがクリスマスのバイトでKaylieという素敵な女性に出会うところに戻ります。

ただ、どうやらSteveは自身のことをイケてない男性だと思っているよう。SNSでも笑われていますね。

…にも関わらず、Steveは果敢にKaylieへアタック。なんと“家にある30フィートのクリスマスツリーの写真を送るよ”と嘘をつき、彼女の連絡先を入手します。

自分で言っておいて、そんなツリーどこにあるんだよ・・・と落ち込むSteve。

ため息をついているとどこからかサンタが現れ、コーラをSteveにプレゼントします。

おかげで気分が少し晴れたSteveは、ライドシェアの乗り方がわからないサンタに付き合ってあげることに。

しかし、なぜかそのまま“サンタが人々へプレゼントを届ける”手伝いをすることになります。

ライドシェアの運転手まで手伝わせるなかなかアクの強いサンタですが、Steveがクリスマスツリーで困っていることもお見通し。

手伝いを終え、変なサンタに付き合わされたという徒労の思いと一緒に家に帰ると…

なんとそこには30フィートのクリスマスツリーが!

そこにはKaylieもいて、“あれは本当だったんだね!”と感動をあらわにします。

スマホをSteveに見せるKaylie。サンタが”Thank you”と手伝ってくれたお礼にプレゼントしてくれたのでした。

二人は結ばれておしまい。サンタがコメントしている演出が憎いですね。

いかがでしたか?

3分半あるとは思えないほど、あっという間に見切ってしまうテンポの良さとストーリー性。シナリオはベタといえばベタですが、単なるドラマではなく、Instagramの画面も含めた斬新な構成によって、視聴者を飽きさせない不思議な魅力があります。もはや広告というよりショートムービーと言っても過言ではありませんね。さすがセオドア・メルフィ監督。

そして、何より消費者に対して「この映像は時間を割いてでも見る価値がある」と思わせられるかどうかに世の中のマーケターが頭を悩ませる中で、まさにそれを実現しているムービーではないでしょうか。これからシネアドやデジタル広告、SNSで広げていくそうなので、どういった反応を巻き起こせるのか楽しみです。