CASE:Spotify’s outdoor ads “2018 goals”

気づけば2017年もあとわずかですね。皆さんは今年1年をどのように振り返っていますか?

デジタル音楽配信サービスのSpotifyは、なんと振り返るどころか、ユーザーデータに基づいて、2018年の“抱負”となるような痛快なメッセージを屋外広告にしてくれました。早速いくつか広告を見てみましょう。

まずはアメリカの政治をテーマにした広告。

「Sean Spicerが辞任した日に“Bad Liar”を86回も聴いた人みたく、風刺を効かせていこう」

「『DADDY PENCE COME DANCE』というプレイリストを作った人と一緒に激しいダンスを踊ろう」
※DADDY PENCEとは、アンチLGBTで知られるアメリカ合衆国副大統領のMike Penceのこと。「DADDY PENCE COME DANCE」とは、LGBTのグループが抗議として、Mike Pence氏の自宅前でダンスパーティーを開いたことを指しています。

「『The Moochより長く継続中』という1時間55分のプレイリストを作った人くらい、世の中に噛み付いていこう」
※The Moochとは、わずか10日間で解任されたホワイトハウスの元広報部長Anthony Scaramoochi氏の愛称。

次は政治以外のテーマを取り上げた広告。

「手術室のBGMリストに、この歌を入れた医者は避けよう。『Stressed Out(TWENTY ØNE PILØTS)』『Can’t Feel My Face(The Weekend)』『Stairway to Heaven(Led Zeppelin)』『Say You Won’t Let Go(James Arthur)』」

「『左翼主義でエリート主義のSnowflake BBQ』というプレイリストを作った人と、ビーガンブリスケットを食べよう」
※Snowflake BBQは飲食店名。ビーガンブリスケットは肉のような味をした食べ物。アメリカでは「初めて会う人との話題に選んではいけないもの。それは政治、宗教、そしてバーベキューだ」という社交場についてのジョークがあるほど、アメリカの人びとはバーベキューにこだわりを持っていて、それを踏まえたジョークです。

「『私の愛する赤毛たち』というプレイリストに48曲もEd Sheeranの歌を入れている人くらい、愛情に溢れよう」

これらは昨年にSpotifyが“weird 2016”と称して行った、ユーザーデータを元に面白おかしく2016年を振り返る屋外広告と同じアイデアで、その2017年版。

今回の広告もSpotifyが自社で制作していますが、2017年を振り返りつつも強烈な2018年の抱負を提案してくれています。これは、Spotifyというサービスが人々の生活に深く浸透して、もはや切り離せないほどだからこそできる広告ですよね。痛快な表現とそれを裏付ける数値データが妙に心をくすぐります。来年は一体どんなクリエーティブにするのか、今からもう楽しみです。

(via Spotify)