Case: Takeout Your Garden Campaign

コーヒーをテイクアウトし、飲みながら街中を歩く人を大勢見かけますが、そのカップをポイ捨てしていませんか?分別ゴミに分類して適切に処分している人はどれだけいるでしょうか?
今回は、スターバックスが韓国で実施した“カップの再利用を促す”エコ施策、その名も“Takeout your garden”キャンペーンをご紹介します。

韓国はコーヒーを好む人が多く、大人一人当たり年間約300杯以上も飲むといわれています。ポイ捨てされるテイクアウト用のプラスティックカップは年間約3億5千万個にも上るといい、プラスティックカップの処分問題が大きな課題の一つとなっています。

そんな状況を踏まえ、スターバックスは飲んだらポイ捨てされてしまうプラスティックカップに、エコな再利用アイディアを提供しました。それは、プラスティックカップを植物を育てるプランターとして再利用するというものです。

スターバックスは、店頭で“カップホルダーに植物の種”を付けてお客さんにプレゼントしました。また、少量の土が入った栽培キットも無料で配布しました。

プラスティックカップを手にした人は、植物の種や土が入っている袋に印刷されているQRコードを読み取ることで、植物プランターの作り方など、簡単なガイダンスを見ることができます。

プラスティックカップの丸い部分を2つ組み合わせて作るというスターバックスの植物プランターは、適切な温度と湿度条件が整えば、いつでもどこでもグリーンを持ち運んで楽しむことができます。

このアイディアはTwitterやFacebookといったSNSでも瞬く間に拡散し、結果、韓国だけでなく世界51か国9億7千万人以上に波及することに成功しました。

普通ならゴミにしかならないプラスティックカップに新しい命を吹き込んだ、スターバックスによるエコプロジェクト。商品であるコーヒーや店舗以外で、植物プランターを通じて「心地よい体験、くつろぎ体験、リラックスできる体験」を顧客に提示することで、何気ない日常の様々な場面において、ブランドとの関与を深められる秀逸な施策だと思いました。