Case: Philips Breathless Choir

大手家電メーカーのPhilips(フィリップス)が、“呼吸器疾患を患う人達に歌をプレゼントすることで、人生に明るい希望を照らす”という感動的な動画を公開しました。

Philipsが公開した動画のタイトルは「Breathless Choir」。Breathlessには、“(病気などで)息苦しい”という意味の他に“息をのむほどの”という意味もあり、“呼吸器疾患を患っているため声を出すことが困難な人達による、息をのむほど素晴らしいコーラスパフォーマンス”であると解釈することができます。

今回、コーラスに挑戦するのは18名の男女たち。Clairというこちらの女性はミュージカルが大好きで、大勢の前で思いっきり歌いたいという強い希望はありますが、肺疾患を患い、酸素チューブが必要不可欠な状態であり、歌うことは叶わぬ夢だとあきらめていました。

Lawrenceというこちらの男性は、かの9.11事件で肺機能の3分の1を失ってしまったと言い、彼もまた歌うどころか声を出すのも苦しいのが現状です。

この他にも、肺炎であったり、喘息であったりと皆様々な疾患を抱えています。

彼らに歌を指導するのがこちらの男性です。この男性は、歌えないとあきらめている人にもう一度歌を歌えるように指導することをライフワークとして掲げているといいます。

レッスン初日。先生による指導が始まりました。声を出すだけで咳き込んでしまったり、歌から遠ざかってしまっていたからか、歌うというよりしゃべってしまう人もいます。

レッスンを2日、3日と重ねるうちに、先生から呼吸法を学び、少しずつ声帯や肺に負担がかからない息つぎを学び、歌声を習得していきます。

そして、レッスン開始からわずか5日目。彼らは、アメリカのポップミュージックの聖地として名高いニューヨークのアポロ・シアターのステージに立ったのです。

多くの人が見守る中コーラスが始まりました。

鼻にチューブをつけている彼女も、喘息で咳き込んでいた彼女も、歌うことすら忘れていた彼も、美しいハーモーニーを奏で、一瞬にして会場を感動で包みこみました。

病気を発症した時は、絶望の淵に立たされ、人生に希望を持つことができなかったいいます。しかし、大好きな歌を歌うことができ、人生は輝き、もう一度自分の人生に誇りを持つことができたそうです。

“誰にだって人生を楽しむことはできる。”とのメッセージが込められた感動的な動画をぜひ一度ご覧ください。