Case: Find the spot

アメリカのシカゴを拠点に、主に女性向けのアダルトグッズを専門に取り扱うメーカーのTulipが、同社のECサイト「mytulip.com」を訴求するために実施したプリント広告をご紹介します。

初見(≒30秒以内)で、このクリエイティブの主旨と“その答え”を見つけることは極めて困難だと思われます。全3種類。

[No.1]

[No.2]

[No.3]

街中の建物や道路の状況を撮影しただけのように見えるビジュアル。左上、右下のいずれかにコピーとサイトURL「mytulip.com」が記してあります。

コピーは…“Find the spot.”(その場所・スポットを見つけて)。

ここまでの説明だけで広告の主旨を理解された方はいらっしゃいますか?
もしいらっしゃれば、洞察力に優れ、語学(英語)にも精通している方だと推察されます。

筆者の見解・解説は下記にスクロールすると記してありますので、一度ご自身で考えた後にでも是非ご覧ください。



































筆者の見解・解説は下記の通りです

英語に精通されている方の中には、このコピー“Find the spot”という3単語には、何かが足りないと気づく人がいるかもしれません。

そう…一般的に‘the’と‘spot’の間に、‘G’を入れて、“Find the G spot.”(Gスポットを見つけて・Gスポットを見つける)という表現で使用することが多いのです。

今回もその表現を前提にして読み解いていくと、コピーが「G(スポット)を見つけて」ということなので、改めてNo.1~No.3のビジュアルを見ると、いずれの広告にも、そのどこかに‘G’があることを探し当てることができるはずです。

さらにクリエイティブをよくよく見ると、サイトURLが記された長細いショッキングピンク色の『形』が、長方形や楕円形ではなく、とても奇妙な『形』であり、かつ、No.1~No.3で微妙に異なっていることに気が付きます。

これらの情報から、『人によって、Gスポットの位置、そしてGスポットまでの位置は微妙に異なっている(千差万別である)』、そのような女性の体の真実を踏まえて『TulipのECサイトではきわめて豊富な品揃えにより、各人の体にとって最も相応しいもの(≒Gスポットを適切に刺激できるもの)を提供することができるんですよ』といったことを示唆しているのだと推測されます。

いわゆる「コミュニケーションが“速くない”」表現。ですが、理解できたときの腹落ち感、ブランドへの興味関心の創出には貢献する面が大きいものがあるのかもしれない、と思わせてくれるプリント広告でした。

(via adeevee)