Case: Stop watching and study

先日日本にも進出した、世界各地でオンラインDVDレンタル及び定額制映像ストリミーングサービスを提供するNetflixが、ブラジルで、試験中の学生たちに対して『Netflix放送を見ず、勉強せよ』との内容のプロモーション動画を公開し、大きな話題となっています。

Netflixがプロモーション動画を配信したのは、10月22日。ブラジルの高校生がENEMテストと呼ばれる全国高校生テストを受験する時期に狙いを定めて実施されました。

ENEMテストは、大学進学に関わる大切なテストであり、そのスコアによってブラジル国内の大学の他、一部ポルトガルの大学への進学にも影響するといいます。

そんな学生たちにとっての一大事に絡めてNetflixは、『受験生よ、Netflixを見ないで勉強しなさい。』とのメッセージを込めてユニークな動画を製作し、FacebookとYouTubeに投稿しました。

“To study or not to study, that is the question”(勉強するべきか、しないべきか。それが問題だ。)と題された動画に登場するのは、試験前であるにも関わらず、のんきにお菓子を食べながらNetflixでお気に入りのドラマを視聴しているこちらの男子高校生。

しかし、ドラマ画面が急きょフリーズし、「ドラマを見てる場合かい?勉強したら?」とのメッセ―ジが表示されます。

これには男子学生はびっくり。しかし、画面は再びドラマ放送に切り替わり、何事もなかったかのようにドラマの続きを見ます。

しかし、また画面がフリーズし、今度は、「君はよく最初のシーンを早送りするよね「「いつも番組と番組の間の15秒間にトイレを済ませるよね」等、男子学生のことを実によく知っていることをアピールし、暗にアルゴリズム分析により、Netflixは視聴者の趣向を把握していることを描いています。

そして、Netflixからの最後の問いは、「アメリカの大統領は誰?」というもの。

とっさに“Frank Underwood!”とドラマの主人公の名を発してしまった男子学生に、テレビ画面はがっかり。あきれてものも言えないという場面で終わります。

動画に込められたメッセージは“今は勉強に集中する時だよ。Netflix放送はまた後日再視聴できるから。”というものであり、Netflixはオンデマンドサービスを提供しており、放送終了後の番組も簡単に再視聴できるということを訴求したユニークなプロモーション動画でした。

本動画はFacebookとYouTubeで配信されました。Facebookでは投稿からわずか24時間で150万回再生され、5万6千件のいいね!を獲得し、3万5千件シェアされ、大きな注目を集めることに成功しました。男子高校生とテレビ画面との愉快なやりとりをぜひ一度ご覧ください。