Case: Love Guide Condoms

台湾にある国立台北大学の学生Guan-Hao Pan氏が考案した、コンドームの斬新なパッケージアイディア(コンセプト)をご紹介します。

皆さんご存知(?)の通り、コンドームはサイズが合っていなかったり、間違って裏側につけてしまうと、その本来の効用が得られず、快感を低減させるほか、男性のみならずパートナーにとっても望まない妊娠や性感染症のリスクが高まってしまいます。

にもかかわらずある調査によると、60%を超える男性が“サイズの合っていない”コンドームを購入して使用しているという結果が…

そんな課題を解消することを意図して、Pan氏が生み出したコンドームのパッケージデザインがこちらです。名付けて「Love Guide Condoms」。

キュウリ、ニンジン、バナナ、カブ、ズッキーニをモチーフにして、色や太さが異なるデザイン。それぞれを輪切りした断片が、コンドーム1個1個になるという具合。

このパッケージの機能面で優れた点は大きく2つ。

1つ目は、サイズの合ったものを選びやすいという点。パッケージを1つ1つ横から握って、自らの男性器と比べる感じです。ちなみにそれぞれの直径はキュウリが30mm、ニンジンが35mm、バナナが40mm、カブが45mm、ズッキーニが50mmです。

2つ目は、装着するときに表裏がはっきりしていて間違えづらいという点。下のイメージを見るとわかりやすいですが、開封した瞬間にどちらが表か瞬時にわかります。

販売方法はズバリ自販機を想定。プライバシーが保たれるとともに、飾られているサンプルをにぎって、自らサイズを確かめたうえで購入してもらおうという意図です。

そして最大の疑問、「なぜ野菜をデザインに起用しているか?」というと…

SEXに対して、“恥ずかしい”といったイメージではなく、ごく自然で健康的なものであるというイメージを訴えたいという思いからだといいます。『孟子』に出てくる言葉「食、色、性也。」、すなわち、「食」と「性(色事)」は人として最も根源的で大事なことであるという教えにインスパイアされて発案されたそうです。

あくまでもコンセプトデザインなので商品化の予定などはありませんが、旧来型パッケージデザインの機能面の課題を解決するとともに、クリーンでチャーミングなイメージをコミュニケートする視点の鋭いデザインアイディアでした。従来型と比べて、かさむのが難点ですかね。

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(via behance)