Case: Buy The World A Hope

1971年にコカ・コーラが放送し、話題となったテレビCM「Buy the World a Coke(世界中の人にコーラを)」。様々な人種、国籍を持つ若者たちが集まって、美しい丘の上で愛と平和を願う歌を歌ったもので、当時世界各国で大きな反響を呼びました。

それから45年近くが過ぎ、名実ともに世界最大級の飲料メーカーとなった同社は、現在もグローバルキャンペーンを積極的に展開しており(当サイトでもブランド別紹介数No.1 / Top50)、その宣伝にかかる費用は1年間で30億ドルにものぼります。

そんな毎年巨額の広告費を投じるコカ・コーラ社に対し、地球環境保護のために活動するオランダの非営利団体・Stichting Good Thingsは、そのお金を熱帯雨林の保護のために使うよう呼びかけるキャンペーンBuy the World a Hope(世界に希望を。)」を立ち上げました。

Stichting Good ThingsはCoca-ColaのCEOに宛てて、「御社の広告を1年間だけストップし、その分の資金で地球を救いませんか?」というメールを送り、さらに「世界のセレブやアーティストに出演を依頼して、あの有名なCMのリメイクを作りましょうよ!」と提案までしたそうです。

また同団体のHPでは、消費者にもこの取り組みに対してオンライン署名をするよう求めており、コカ・コーラという巨大な企業を動かすために力を貸してください、と呼びかけています。

コカ・コーラというグローバルブランド、そして有名なキャンペーンを引き合いに出し、それを対立軸に据えてパロディーにすることで、団体のメッセージを広く啓発しようと目論んだNPO団体のトリッキーなプロモーションでした。

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