Case: UberFIRST-AID

スマホのアプリでハイヤー・タクシーの即時手配ができるサービスを提供する「Uber」。今回は、イタリア ミラノの広告学校・Fondazione Accademia di Comunicazioneの学生が考案した、大都市で発生する救急事態の救世主ともなるべき“Uberを使った応急処置”のアイディアをご紹介します。

UberFIRST-AID from Andrea Raia on Vimeo.

想定された舞台は大都市ニューヨーク。ニューヨークでは、救急車を呼んでから実際に救急車が到着するまで平均7分かかると言われています。たかが7分、されど7分、通常の生活における7分は短い時間であるかもしれませんが、一刻を争う救急事態での7分はとてつもなく長い時間であり、その7分間で病状が悪化し、命を落としてしまうケースも少なくありません。

7分間の間に何かできることはないか。広告学校の学生のアイディアは、市内に15,000万台を配車する「Uber」を有効利用するというものでした。

「Uber」の配車台数は市内のタクシーの台数よりも多く、「Uber」を使ってハイヤー・タクシーを手配するのにかかる平均時間は3分であるといいます。そこで、救急車が到着するまでの間、「Uber」に応急処置をしてもらおうと考えたのです。

仕組みは至ってシンプル。救急車を呼ぶと、同時に「Uber」にも救急事態発生場所を通知します。

急患がいる場所まで救急車は平均7分かかりますが、「Uber」は平均3分で到着することができ、当然救急車より早く現場に到着します。

救急車が到着するまで、事前に講習を受けた「Uber」の運転手が心臓マッサージ等応急手当し、命を救うサポートをするというものです。

この企画は「UberFIRST-AID」と名付けられました。ニューヨークだけでなく、「Uber」がサービスを提供しているパリ、ロンドン、シドニー等世界各国の都市で適用することができるという大都市の救急医療をサポートするアイディアでした。