Case: Retargeting

子供を性の対象とする小児性愛者。彼らは獲物(ターゲット)を探すために、日夜インターネットを悪用しています。

知らぬうちに彼らの追跡を受けているかもしれないティーンエイジャーに、“インターネットの闇の目”の存在に対する警告を行うために、子供たちを守る支援団体「Innocencen en Danger」は、フランスで、リターゲティングバナー広告を使った斬新な取り組みを実施しました。

リターゲティングバナー広告とは、誰でも体験したことがあるであろう、どのページに飛ぼうともユーザーを追いかけるかのように何度も何度も表示される広告のことです。今回は、“小児性愛者の目”をこの広告手法を用いて表現しました。

Innocence en Dangerが制作したリターゲティングバナー広告のデザインがこちら。なんとも怪しげな男性が不気味な微笑みを浮かべています。バナーに写る男性は静止画ではなく、サイト閲覧者の様子をうかがうようなそぶりを見せる動画です。

こちらの広告はフランス在住のティーンエイジャーのクッキーに反応するように設定されており、ティーンエイジャーがFacebookを閲覧すると、この男性の姿が表示され…

また、国内の人気サイトmelty、daily motion、Yahoo!などのページに遷移しても、画面上のどこかしらに男性が現れ、ティーンエイジャーをインターネット上でフォローし続けます。

そして、この怪しい男性がティーンエイジャーを10回フォローした(10回表示された)後に以下のメッセージが表示されます。

インターネット上で誰があなたを追跡しているかを知ることは、これほど簡単ではありません。

そして、Innocence en Dangerのサイトへ遷移するリンクから、インターネットの恐怖について学ぶよう呼びかけるというものでした。

本取り組みはフランスのティーンエイジャー20万人を対象に、彼らの利用頻度が高いFacebook、melty、Yahoo!など全6サイトで実施されました。キャンペーン後同団体のウェブサイトへのトラフィックは354%も増加することに成功したといいます。

ネットユーザーが見慣れたリターゲティング広告を応用して、ティーンエイジャーに“インターネットの闇(の目)”を警告する秀逸な取り組みでした。

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