Case: Secret

東ヨーロッパ地域で児童虐待防止を訴え活動する団体・Nobody’s Children Foundationが、ポーランドの首都ワルシャワで行った啓発キャンペーンをご紹介します。

実施されたのは、ワルシャワの中心に位置する映画館。チケットを持った観客が館内へと入っていくと、各座席には手紙と一緒にキャンディーが置いてあり、その手紙には「食べていいですよ!でも誰にも言っちゃだめ。食べたことは秘密だよ。」とのメッセージが記されています。

今日はおまけがついているんだね、といった様子で皆さんキャンディーをパクリ。その後ほどなくして、映画本編の前に流れるCMが始まります。

CMは幼い女の子が、自分の部屋の椅子の上に置いてあるキャンディーに手を伸ばしているシーンから始まります。

よく見ると、少女が手に取ったキャンディーはお客さんが今食べたものとまったく同じもの。ところが女の子はそのアメを食べるわけでもなく、うつろな表情でぬいぐるみの中に隠してしまったのです。

時はその10分前にさかのぼり…

少女は父親と一緒にベッドに腰掛けています。

すると父親はズボンを上げながら立ち上がり、「誰にも言っちゃだめだ。ふたりだけの秘密だよ。」そう言って部屋を去っていきます。少女の部屋の椅子にキャンディーをひとつ残して。

そう、この女の子は実の父親から性的虐待を受けていたのです。

映像は次のように締めくくられています。

幼い頃に性的虐待を受けた子供たちは心に深い傷を受け、そのトラウマに生涯悩まされ続けるのです。
Nobody’s Children Foundationでは、被害にあった子供の保護、精神的なケアを行っています。彼らを助けるための寄付をお願いします。

性的な発達が未熟な時期に受けた虐待は、子供自身が“これは虐待なのだ”と認識できないこともあり、助けを求められないでいるケースが多いのだそうです。つまりこの問題を食い止めるには、私たち大人が虐待被害を発見することが何より大切だということ。

Nobody’s Children Foundationは、今後も国際的な講演会やイベントなど様々な活動を通じて、子供の人権を守るために尽力していく予定だといいます。

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