Case: Reduce Speed Dial

フォルクスワーゲンでは最新技術を駆使し、高い安全性能を備えた車の開発に力を注いでいます。しかし交通事故を防ぐうえで最も重要なのは、やはりドライバーによる安全運転。そこでニュージーランドのVWでは、安全運転に対するモチベーションを向上させる、ある試験的な試みを実施しました。

危険な運転を阻止するのは、『自分の帰りを待つ家族がいる』、『守りたい人がいる』という責任感。このことに着目した同社は“ドライバーの子供による手書きのスピードメーター”を制作、それが「親である運転者の心理にどのように影響を与えるか」という実験を行ったのです。

実験に参加したのは4家族。子供たちがお父さん、お母さんのことを考えながらデザインしたスピードメーターには「大好き!いつも元気でいてね」というメッセージが込められています。

急いでいたり、イライラしていたりと、ついアクセルをいつもよりも余計に踏み込んでしまいたくなる時、このスピードメーターを見て自分のことを心配してくれる家族の存在を思い出し、スピードの出し過ぎに対する抑止力にしようというのが狙いです。

実験の結果、ある母親は「このメーターを付けてからというもの、時速100キロ以上出したことがないの。」と話し、また別の家族の母親は、「子供たちが私の心にブレーキをかけてくれているみたい。」と語るなど、効果は絶大だった様子。

今回は従来のような、車の安全技術をアピールするキャンペーンとは少し異なり、“ドライバーの親心”に訴えかけるアプローチ。安全運転を啓発するだけでなく、家族の大切さを改めて気づかせてくれる、素敵な施策ですね。

動画はコチラ