Case: Friends or No Friends?

若者の間では、ソーシャルネットワークの発達により、日々“友達を見つける”・“友達とつながる”操作を繰り返すことで、友達作りが活発に行われており、その関係の深さはともかく“友達がいる”ことが当たり前になっているといえますが、一方で、“友達が一人もいない”高齢者が増加しているという現実を知っていますか?

今回は、英国の高齢者支援団体・Age UKが制作したポスターをご紹介します。

下のポスター広告をご覧ください。左側がFacebookが作成したもので、若者の“友達作り”を象徴しています。そして右側がAge UKが制作したポスター広告です。

Age UKが制作したポスターはFacebookのものを模倣して制作されたものです。Facebookのポスターでは、Facebook上で友達ができたことを表す「✔Friend」が大きく書かれ、友達ができて楽しそうな雰囲気があふれていますが、それとは対照的に、Age UKのポスターでは、一人寂しく老人が映し出され、大きく「No Friends」と書かれています。

Age UKによると、イギリスには1か月以上誰とも会っていない、または誰とも会話していないという高齢者が実に100万人もいるといいます。高齢者にとって孤独とは最も悲惨なことであり、孤独は生活自体を悲惨なものにするだけでなく、健康にも悪影響を与えるといい、事実病気にかかりやすくなってしまうそうです。

Age UKは、孤独が高齢者に引き起こす弊害を広く告知し、一人でも多くの人々が高齢者と友達になったり、あるいは高齢者と良いご近所さん付き合いをすることで、高齢者が社会とのつながりを持ち、孤独とは無縁の日々を送ることを目標に掲げて活動しています。

本ポスター広告とは別に、テキストメッセージにて£3(約360円)を同団体に寄付し、同団体が高齢者に提供している交流プログラムや高齢者へのサポート、アドバイス活動への支援を求めています。

Facebookなどを利用する若者世代が、高齢者を友達の対象に組み入れるきっかけとなったり、または高齢者をサポートするAge UKの活動を支援するきっかけとなればいいですね。

(via Creative Review)