Case: LifePaint

ロンドンでは、ここ数年で自転車通勤をする人が急激に増えています。渋滞する自動車よりもすばやく移動でき、そのうえエコで健康にもいいとなれば人気を集めるのも納得ですが、車道を走る自転車が増えれば、その分交通事故も増加します。

特に、夜になると車からは自転車が非常に見えずらく、イギリスでは毎年19,000人もの人が自転車関連の事故に巻き込まれているとのことで早急な対策が必要とされています。

そんな状況に着目したのが、大手自動車メーカー・ボルボ。広告代理店・Grey Londonと共に、光を反射するスプレー「LifePaint」を開発しました。

このスプレーは明るい所では無色透明ですが、夜になって月明かりや自動車のヘッドライトなどに照らされると、その光を白く反射するのです。

スプレーは透明なので自転車のデザインを損ねてしまう心配はありませんし、洗い落とすことができるので靴や子どものリュック、ベビーカーなどにシュッとひと吹きすることができて非常に便利。このLifePaintは、ボルボの計らいにより、2,000本の市内の自転車ショップにて無料で配布されました。

自転車通勤をするこちらの男性は、「自転車の安全は、車や歩行者にも大きな関係がある。だから自動車メーカーがこのような形で交通安全に関わるのは素晴らしいことだ」と話しています。

これまでにもボルボはブレーキシステムや衝突回避テクノロジーなど、安全性に配慮した製品を開発してきましたが、今回はこれまでのアプローチとは異なり、車道を走る自転車に注意喚起を呼びかけた新しい取り組み。LifePaintはイギリス国内のみならず、今後海外でも販売することを視野に入れているそうです。

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