Case:「MLK」

アメリカでは、1月の第3月曜日は「Martin Luther King, Jr. Day(キング牧師の日)」という祝日です。黒人に対する差別撤廃を求めた公民権運動の指導者であるキング牧師の功績を記念し、国中のあちらこちらでパレードや慰霊祭などが行われます。

スターバックスではこの日のために、特別な広告を制作。ニューヨーク・タイムズ紙にカラーで掲載しました。そのクリエイティブがこちらです。


黒い背景に、アルファベットが「ZYX…」と“最後(通常とは逆)”から順番に並んでおり、途中「MLK」だけが赤字で書かれています。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの部分、『マーティン・ルーサー・キング』のイニシャルになっているのです。

そしてその下には「It’s time to look at things differently. Again.(もう一度、物事に対する見方を変える時が来たのです。)」というフレーズ。

アメリカでは昨年、ミズーリ州で白人の警察官が黒人青年マイケル・ブラウンさんを射殺、さらにNYでも白人警官が黒人男性エリック・ガーナーさんを窒息死させるという事件が相次いで発生しましたが、ふたりの警察官が罪に問われることはありませんでした。

自由、そして平等。このふたつの崇高な理念を世界に率先して掲げてきたアメリカですが、今回の広告では『アメリカが抱える根深い人種問題を、キング牧師の日にもう一度考えよう』という事をコミュニケートしています。

シンプルなデザインの中に強いメッセージ性が込められた、秀逸なプリント広告でした。

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参考サイト

DesignTAXI
http://designtaxi.com/news/371925/Starbucks-Powerful-Martin-Luther-King-Jr-Ad-Will-Make-You-Stop-And-Think/?interstital_shown=1