Case: Mitey Stuffed Crust

広告のアプローチの一つに、“いかに嫌いか”をアピールするというニッチな手法がありますが、今回まさにこのアプローチで挑んだオーストラリアのPizza HutのCMをご紹介します。

ベジマイトという食品をご存じですか?見た目はチョコレート色のペーストですが、味はしょうゆのように塩気がある酵母エキスのペーストです。オーストラリアでは非常に日常的なもので、朝食時にこれをたっぷりとパンに塗って食べる家庭が多いとか。

Pizza Hutはオーストラリア人以外にとっては未知なこのベジマイトを新作ピザの耳に塗り込んだ新商品、その名も「Mitey Stuffed Crust」を作り、それを外国人に食べてもらい、その反応を撮影したCMを制作しました。

CMは多くの外国人旅行者が集まるユースホステルで撮影されました。フランス人、ドイツ人、スペイン人と実に様々な国からの旅行者が宿泊しています。彼らに新作ピザの試食をお願いすると、皆一様にピザは好きだといい、喜んで買って出てくれます。

しかし、一口頬張ると、その反応はひどいもの。“まずい!”“薬の味がする!”“大嫌い!”と誰もおいしいとは言いません。

中には“オーストラリア人はこれがおいしいの?おかしいんじゃない?”とまで言う人もいます。

ではオーストラリア人の反応はというと、もちろん、“おいしい!おいしい!”と頬張ります。

この反応の違いこそが、Pizza Hutの狙いだったのです。外国人にはまずいけど、オーストラリア人には最高においしい新作ピザの味を訴求したテレビCMでした。

動画はコチラ

参考サイト

Adreak
http://www.adweek.com/adfreak/wonderful-pizza-hut-ad-shows-people-being-totally-disgusted-its-new-pizza-162470