Case: Road

アウディがトルコで実施した冬用のプリントキャンペーン。約30年の歴史を誇る同社の4WDモデル・quattro®(クワトロ)を訴求することが狙いです。

そのクリエイティブがこちら。

除雪車が今まさに道路の路肩を除雪しているというビジュアルで、一切のコピーや説明はなく、左上部にquattro®、右上部にアウディのロゴマークとブランドステートメント「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」の記述のみ。

皆さんはこのクリエイティブで、どのようなメッセージを発信したいかが分かりますか?是非一度考えてみたうえで続きをご覧ください。


筆者自身想像力を働かせた結果、“たぶんこれじゃないか”という一つのメッセージにたどり着きました。恐らくは以下のような内容を発信したいのではないかと思います。

たとえ(この広告で描かれた状態のように)除雪車が吐き出す雪の一部が自動車が走行するための道路に飛散してしまって、道路の表面が滑りやすいべちゃっとした雪で覆われたとしても、アウディのクワトロなら、そんな非常にスリップしやすい環境下でも車体の安定性を確保し、ドライバーと乗員の安全を守ります。

除雪車を当り前のように見かける人たちを前提としていて、“雪深い地域のあるある”に着目したクリエイティブなのかもしれません。あくまで推測なので間違っていたらすみません。

「その解釈は間違ってる。正しくは○○○だよ!」という方は是非問い合わせフォームからお教えください。

[追記:10/16 12:56]
読者の方から“「アウディ(のクワトロモデル)だったらこっちのほうが走りたくなるよ!」という解釈が正しいのではないか”というご意見をいただきました。それなりの予備知識や知見を持った人だけに強烈に訴えかけるコミュニケーションデザインがなされているのではないか、というご判断でした。

[追記:10/16 22:02]
別の読者の方からこんな説明・解釈も寄せられました。

“一見なんてことない除雪風景に見えますが、雪を噴き出す向きが逆。除雪車はふつうは路肩側に雪を噴き出すものです。なのにわざわざセンターに雪をまいてます。つまり、筆者が書いたような’雪道に関するあるある’なのではなく、「雪道はクアトロで!」というユーモア表現ではないかと思いました。「こんなマヌケな雪道でもクアトロなら大丈夫!」的なニュアンスでしょうか。”。

[追記:10/17 10:37]
別の読者の方からこんな説明・解釈も寄せられました。

“ポイントは4つかと思いました。?が2つ。!が2つ。

?その1:除雪車の雪のかき出す方向、逆じゃね?

?その2:除雪じゃなくて、加雪じゃね?手前の道の方がキレイじゃん!

!その1:左上のクワトロのロゴ。

!その2:右上のブランドステートメント

「間抜けな除雪車のせいで、この先が悪路だろうと問題ない。そう、クワトロなら。」これぞまさしく、「技術による先進」。どちらかというとブランド広告に近いような気がしました。ブランドステートメントを伝えるんだ!という難しいオリエンを、見事にビジュアル化して広告だと、個人的には思いました。たしかにちょっと難しいですが笑。”



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参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/audi_road