Case: Welcome Signs

ポーランドで行方不明者を捜索する慈善団体・Itakaは、空港の到着ロビーでよく見かける“サインボード”を使った捜索活動を開始しました。

ポーランドでは、毎年1万7千人以上の人が行方不明になっているといいます。行方不明者の発見には、市民の目撃情報が不可欠であり、同国唯一の行方不明捜索団体・Itakaは、これまでも街中のあらゆるところに行方不明者情報を掲示し、情報提供を呼びかけてきましたが、目を向ける人があまりおらず、功を奏していないのが現状です。

同団体は、行方不明者の発見を待ち望んでいる人の気持ちが少しでもわかるであろう『空港で特定の人を待っている人』に着目しました。空港の到着ロビーで誰かを待っている人に、行方不明者の情報を目にしてもらい、行方不明者発見へとつなげるべく、“行方不明者情報を印刷したサインボード”を制作し、同国最大のワルシャワ・ショパン空港に設置しました。

制作した“サインボード”はこちら。表面は空欄になっており、通常のサインボード同様、空港で出迎えたい人の名前を書けるようになっています。

一方、裏面には行方不明者情報が印刷されており、サインボードを掲げて出迎えの人を待っている間、行方不明者情報にしっかり目を通すことができるよう工夫されています。

誰かを待っている人であれば、より行方不明者の発見を待っている人の気持ちがわかり、より真剣に情報を目にしてくれるはず。サインボードを掲げている時間で、十分に裏面に記載されている行方不明者情報を頭に入れることができるというものです。

このサインボードは、ポーランド第二の空港クラクフ・バリツェ空港でも採用されることになりました。サインボードを使った捜索活動は始まったばかりです。誰かを待つ人の気持ち、会えた喜びがわかる人をターゲットにした行方不明者捜索活動でした。

動画はコチラ

参考サイト

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http://adsoftheworld.com/media/ambient/itaka_foundation_welcome_signs