Case: ZIMA「ZIMA Love Simple Bar」

話題になった、または今後話題になるであろう日本国内の広告・クリエイティブの事例の裏側を、案件を担当した方へのインタビューを通して明らかにしていく連載「BEHIND THE BUZZ」。

今回は、6月16日から8月10日までの期間限定で(11:00オープン、21:00クローズ)江東区豊洲の「MAGIC BEACH」にオープンした「ZIMA Love Simple Bar」を取り上げます。話題の施設にいち早く期間限定のバーをオープンした理由について、モルソン・クアーズ・ジャパン株式会社 マーケティング本部 アシスタントブランドマネージャー 野登愛子さんにお話を伺いました。

Interview & Text : 市來 孝人

CMなどでも訴求される「シンプル」で「透明」な世界観を表現するバー

—バーの名前にもなっている「Love Simple」のコンセプトを構築した経緯はどういったものだったのでしょうか。

ZIMAは若者にとっていつの時代もクールなお酒でありたいという思いから、ヒップホップやストリートなど時代にあったカルチャーとうまく結びつきながら支持されてきました。ですが、今年からはターゲットを広げるべく、ZIMAが持っている「シンプルさ」を際立たせスタイリッシュに出していこうということで、「Love Simple」キャンペーンとして掲げました。

CM第2弾がちょうど7月19日から開始されたのですが、海の中のような透明で不思議な世界に松田龍平さんが漂っていて、(オンパックキャンペーンでも展開している)世界一透明なイタリア・ランペトゥーザの海へとトリップします。そして究極のシンプルである透明を象徴するかのようにZIMAのボトルが現れます。

こういった世界観を元にした展開として、豊洲のMAGIC BEACH内のコンテナで出店出来るブースでポップアップ的なバーを展開出来ないかと思いました。小さなスペースですが、光が当たることによって水の揺らぎがあったり、夜は青くライトアップもされてZIMAの世界観を体験出来ます。7月12日からは-8°Cで過冷却したZIMAが目の前で瞬時にシャーベット状になっていく様子を楽しめるフローズンカクテル(一日限定30本)で登場するといった展開も行っています。

—このMAGIC BEACHとZIMAの相性がいいと思った理由は何でしょうか。

実はこういったポップアップバーは自分たちでも作れないかと話をしていたところだったので、タイミングとしてちょうど良かったです。MAGIC BEACHさん自体も新しい施設で当然話題にもなるだろうと思いましたし。またMAGIC BEACH内にはバーベキュー施設もあって、今若者が集まる場所としてバーベキューはトレンドかなと思いましたし、そういった場所のそばにZIMAがあるのは親和性があるのではと。


ターゲットを広げ、ブランドイメージを変えるきっかけに。「アート」としての側面も

—どのような層をターゲットとしていますか。

20代から30代ですね。これまでは20代前半にぎゅっと絞っていたのですが、今年の「Love Simple」ではもう少し幅を広げたいということもあって、今回のバーを通しても、これまでのメインターゲットだった「パーティー」だけではない方にもリーチ出来ています。

—バーには実際にはどういった方が来店されていますか。

新しい施設の中にあるので幅広い方に来て頂いていますね。建築としての「アート」の要素も強い作りのバーですから、ZIMAの見方が変わったよと言ってくださる方もいて、ブランドイメージを変えることに成功しているのかなと思っています。写真をインスタグラムなどSNSでシェアしてくださる方も多いですね。

—SNSでは、どのサービスを重点的に追っていますか。

Facebookですね。企業としてはFacebookページがあって、そこにもコメントを頂いて、消費者とインタラクティブにコミュニケーションをとれるプラットフォームとしてわかりやすいという意味では重点的に追っていますね。

—今後の展開のご予定を教えてください。

お酒は楽しいものなので「パーティー」という切り口も引き続き活用して、ZIMA=シンプルでかっこいいというイメージを確立すべくクオリティの高いブランド体験をしてもらえるイベントを展開し、ZIMAのファンを拡大していきたいと考えています。

【Interviewee】

モルソン・クアーズ・ジャパン株式会社
マーケティング本部
アシスタントブランドマネージャー
野登 愛子さん