Case: Happy ID

2014年カンヌライオンズ メディア部門のグランプリを受賞した作品。様々な施策を通じてHappinessのシェアを体現するコカ・コーラが、ペルーで、“幸せを運ぶIDカード”で人々に笑顔をもたらすキャンペーンを実施しました。

豊かな文化と多様な自然に恵まれているペルーは、南米一の経済成長率を誇り、客観的な立場から見ると「幸せな国」だと言えます。しかし、同国民の幸福度指数は南米諸国16位と非常に低いのが現状です。

そんな状況を鑑みたコカ・コーラは、証明写真で笑うことが禁じられているわけでないにも関わらず、硬い表情で写っていることが多いという国民IDカードに着目し、IDカードの写真をスマイルに変えることで、国民一人ひとりにHappinessをもたらす施策、その名も“Happy ID”を実施しました。

コカ・コーラがペルー各地に設置した証明写真機は、シャッターを押すスイッチがなく、笑顔を浮かべることで自動的にシャッターがおりるように設計されています。そのため、撮影料無料のこのマシーンでは「笑顔の写真」しか撮れません。

IDカードの写真をスマイル写真にしようという“Happy ID”キャンペーンは、ビルボード、テレビ、インターネット、ソーシャルメディアを使って大々的に告知した結果、キャンペーンの認知度は高く、多くの人がコカ・コーラの照明写真機を訪れ、笑顔の照明写真を撮影したといいます。

また、笑顔の証明写真を撮影した人には無料でコーラを配布しました。

結果、キャンペーン開始からわずか1か月間で発行された5万枚の国民IDのうち、実にその90%に相当する4万5千枚の国民IDの証明写真が、スマイル写真となりました。

さらに笑顔の写真が付いた“Happy ID”だと、特定商品を割引価格で購入することができるという、これまた自然と笑顔になる嬉しい特典もつきました。

この“Happy ID”キャンペーンは、テレビ、ラジオ、インターネット、各誌面で大きく取り上げられ、大きな反響を得ることに成功した結果、30万ドル以上の広告効果をあげた他、各種ソーシャルメディアで記録した“いいね”、シェア、PVは合計で130万件に上ったといいます。

IDカードのスマイル写真は、それを有する本人はもちろんのこと、それを見た人をも笑顔にします。ペルー国内にとどまらず、南米諸国にも波及したという“誰もが笑顔を浮かべ、誰かに幸せを運ぶIDカード”。一人ひとりの笑顔が、地域全体にHappinessをもたらすことに成功したキャンペーンでした。

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動画はコチラ

Cannes Lions 2014: Coca Cola, Happy ID (McCann Lima) from MediaCat TV on Vimeo.

参考サイト

vimeo
http://vimeo.com/98452505