Case: Blind Art Project

ドイツ・ミュンヘンにある世界的に有名な美術館、レンバッハハウス美術館。
そのリニューアルオープンを記念してブロック玩具LEGOが「Blind Art Project(視覚障害者のためのアート・プロジェクト)」と名付けたイベントを実施しました。

ミュンヘン出身の画家、フランツ・マルクによる「Blue Horse I」の前に座って学芸員の話に耳を傾けているのは、目がまったく見えないか、極端に視力が低い子供たち。作品が飾られている方向を見つめながら、絵についての説明に聞き入っています。

そして説明を聞いた後、子供たちは自分が心の中でイメージした絵画を、LEGOブロックを組み立てて表現していきます。ブロックは色、形別に分類されており、わかりやすく配置されています。

平面の絵画を立体で表現した作品は、元の絵画に似ているものもあれば、オリジナリティー溢れる独創的なものも。

そして健常者の子供を招き、完成した作品をお披露目します。

自分で作品を触りながら、「これは馬の背中で、騎士が乘っているの!」と説明する様子はとても真剣で、かつ生き生きとしています。一方で、目の見える子供たちも「これは何?」と質問をしながら、興味津々な様子。

このプロジェクトは、目の見えない子供たちにとっては“美術の世界への扉”となり、逆に、目が見える子供たちには“目が見えないということとはどんな状態か”を考えるきっかけとなりました。

空想の世界に視力は関係ありません。
感じ取った物をそのまま表現する素直な心と、それを受け入れる感性、そして子供たちの真剣なまなざしに心打たれます。

「美術が生きる力を育む」と言ってしまっては大袈裟かもしれませんが、“作ること”が自分と他人を理解し、認め合う懸け橋になっている、そしてLEGOがその一役を担っているという点が素晴らしいですね。

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参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/lego_blind_art_project