Case: Smiling Monuments

ある調査によると、ポーランド人は“世界で最も笑わない”国民なのだそうです。全体的に感情を表現することが苦手で、あまり微笑むこともしないといいます。

欧米で人気の歯磨き粉ブランド「blend-a-med」は、そんなインサイトに着目し、この国の人々にもっと笑顔になってもらおうと、ユニークな仕掛けを実施しました。

首都・ワルシャワ市内に設置されている銅像・石像の中から数体を選び、その顔を笑顔に作り変えてしまったのです。

銅像といえば、何か考え込んでいるような真剣な眼差しや、どこか憂いのある雰囲気に作られていることが多いですよね。その表情を笑顔にしてしまうことで、それを見る人々にも笑ってもらおうという、何とも遊びゴコロ溢れる試みです。

はじめに彫刻師が銅像の顔型をとり、それをもとに“笑顔のマスク”を作成。銅像の顔の上からかぶせると、あっという間ににっこりほほ笑む銅像に早変わり。

少しコミカルで愛嬌のあるスマイルと、これまでのしかめっ面とのあまりのギャップに、通りすがりの人も思わず吹き出してしまいます。

これだけにとどまらず、blend-a-medはスマートフォン、タブレット向けのアプリも開発。
アプリを起動し、画面を通して銅像を見ると、

この顔が…

いい笑顔に!

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ナイススマイル!

この“スマイル・キャンペーン”は、瞬く間にインターネット上のニュースやソーシャルメディアを通じて広がりをみせ、ついには“ワルシャワの有名な銅像・スマイルバージョン”のハガキまで販売されたほど。

“銅像が笑顔になれるなら、人間である私たちが笑顔になれないわけはない!”という、若干強引さはあるものの、それで多くの人のスマイルを引き出せるなら、結果オーライですね。

着眼点が非常にユニークな楽しい企画でした。この事例と同様に、街中にある「見慣れた彫像をメディア化したケース」に関心のある方は下記もご覧ください。

街中にある彫像を巧みに使った広告(まとめ)

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