Case:A pack of education

先進国で暮らす人々にとっては、当たり前のように考えられている義務教育。しかし人口大国であるインドでは、経済的な理由によりなんと850万人もの子供たちが小学校に通えていないそうです。子供たちは家計を支えるため、親の仕事を手伝い、働きに出ることも多いため、小学校の入学しても途中で辞めてしまう子供が多いといいます。

そんな状況の中、インドで教育の行き届かない子どもたちへの支援を行っているNPO「Teach for India」は、“すべての子ども達がすばらしい教育を受けられるように”という理念のもと、この社会問題の周知を目的とした広報活動を行っています。

今回は、その活動の一環としてドイツで実施されたたユニークな募金活動をご紹介します。

募金活動の「場」として活用されたのは「タバコの自動販売機」です。販売されている各種銘柄のタバコの中に、1か所だけ「A pack of education(教育のためのひと箱)」と名付けたボタンを用意し、「タバコを買うための5ユーロ(=約660円)をインドの子供たちのために寄付しませんか?」という呼びかけを実施。

インドでは、5ユーロ、つまりタバコ1箱分のお金で、ひとりの子供が1か月間学校に通うことができるのだそうです。

「A pack of education」を購入すると、出てくるレシートにはNPO法人「Teach for India」のホームページのアドレスが記載されており、アクセスすると“たった今寄付した5ユーロで、学校に通えるようになった子供”と直接交流することができます。寄付の先にある子供たちの喜びを実感として感じられると共に、この問題に対してより関心を持つことにも繋がるように感じます。

手元にある5ユーロで自分のタバコを買うか、インドの地で教育を受けられない子供たちのために使うか…おのずと答えは決まりますよね。

多くの人にとって身近な自動販売機を活用することで、身構えることなく気軽に寄付することができ、また街の自動販売機が“広告塔”となり活動の認知拡大にも寄与するのではないでしょうか。

着眼点が素晴らしい!

動画はコチラ

参考サイト

Creative Criminals
http://creativecriminals.com/ambient/teach-for-india-a-pack-of-education/