Case: Instagram-Friendly Hotel

以前、評価経済社会におけるサービスの一例といえる、『“ソーシャルメディアで影響力のある人”を対象にしてVIP限定ラウンジを提供するアメリカン航空のケース』を紹介しましたが、本日はオーストラリアのホテルが新しく始めた、“あるSNS”で影響力のある人を優遇するサービスを紹介します。

もともとホテルなどの観光ビジネスと、旅行者が自主的に撮影する写真は切っても切り離せないもの。この関係は近年スマートフォンとソーシャルメディアが普及することで、誰もが気軽に写真撮影して、当たり前のように友人・知人に写真を共有する習慣が根付くことで、より密接なものになっています。

そこに目を付けたシドニー郊外にある「1888 Hotel」では、人気写真共有サービスInstagramでフォロワーが“1万人以上”いることを証明できた人に、宿泊料金が1泊無料になるというサービスを始めました。

同ホテルは従来から、宿泊部屋やレセプションエリアの装飾に工夫を凝らしたり、レストランでも趣向を凝らした料理を職人が手掛けるなど、宿泊客が写真を撮りたくなるような演出に注力していましたが、今回始めた企画を通じて、影響力のあるInstagramユーザーを活用して宣伝活動を強化したいという狙いがあるようです。

そのほか、Instagramにアップされた写真のうち、同ホテルが選ぶ毎月のベストショットに認定された場合、受賞者にも1泊無料の宿泊サービスを提供しているといいます。

今回の企画の実施にあたっては、ソーシャルメディアユーザーを対象とした“新しいコンセプトの宿泊サービス”ということでパブリシティ効果も狙っていると思われます。

日本ではInstagramの普及はそれほどではありませんが、今後各種ソーシャルメディアで影響力のある人が、実社会において優遇されるサービスは徐々に増えていきそうだと感じます。

参考サイト

1888 Hotel
http://www.1888hotel.com.au/