Case: The alcohol barrier

多発する若者による飲酒運転事故。ベルギーでは週末に多発する交通死亡事故のうち、およそ3割が25歳以下の若者によって引き起こされているそうです。

同国の交通安全啓発団体はそんな状況を打破するべく、飲酒運転を公道で取り締まったり、各種メディアを通じて啓蒙活動を行うのではなく、『飲酒運転をできないようにする』ための試みをある有名クラブを舞台にして実施しました。

若者が大勢集まる週末のパーティーで、クラブの駐車場出口のゲートに“アルコール検知器”を内蔵します。吹き込んだ息のアルコール濃度が高いとゲートが開かず、“飲酒運転どころか駐車場すら出られない”という仕組み。

思い思いにパーティを楽しんだ若者が車に乗って駐車場の出口まで進んでいき、そこで息をマシーンに吹き込まなければなりません。

アルコールが検知されなかった運転手は開閉バーがすぐに開き、道路に出ることができますが、アルコールが検知された運転手はバーが開かず駐車場から出られない、という仕掛けです。

この新しい仕掛けは報道番組などマスコミで取り上げられたこともあり、クラブを訪れた若者達のうち、9割は無事にゲートを通過することができたそうです。尚、残り1割の運転手は、代理運転手を手配したり、体内のアルコール度数が低くなるまで駐車場で過ごしたりしたとのこと。

公道で取り締る以前に、“飲酒運転ができない”・“公道に出さない”ようにしてしまうという発想の転換、確かに効果的ですね。

今後はクラブに加え、コンサート会場などでの活用が期待されているそうです。

飲酒運転の防止を啓発するユニークな広告に関心のある方は下記もご覧ください。
Don’t drink and drive – 飲酒運転防止啓発広告(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

Creative Criminals
http://creativecriminals.com/outdoor/responsible-young-drivers-the-alcohol-barrier/