Case: Small World Happiness Mashines

コカ・コーラが深刻な国際問題にまで切り込んで、“Happiness”のシェアを体現する心温まる取り組みを実施しました。

ターゲットになるのは長く紛争が続くインドとパキスタン。同国間の国境は、有刺鉄線のついたフェンスで隔てられており、二国間の問題の深刻さを覗わせます。

今回のプロモーションの目的はこの異なる意見により対立し合っている“インドとパキスタン”に住む人々の心のバリアを壊し、二国間に“繋がり合う瞬間をつくろう”というコンセプトです。

同社がプロモーション用に開発したのが、“Small World Happiness Mashines”(自販機)。

インドの首都ニューデリーとパキスタンの国境近くの街ラホールの人々が集まりやすい場所にこのマシーンをそれぞれ設置します。

このマシーンの中にはカメラが内臓されており、前面はスクリーンになっています。

はじめに『コカ・コーラをシェアするために、インドに(パキスタンに)友達を作ろう!』というメッセージが、それぞれ相手国のスクリーンに表示されます。

そして『この企画に参加するには相手国の人に手を振ってください』というメッセージとともに、スクリーンにはリアルタイムで相手国のマシーンの前にいる人を映し出します。この様子はあたかも、相手国の人が目の前に立っているかのような錯覚が生じるほど、クリアに表示されます。

続いて、国境の向こう側にいる相手国の友達とスクリーン越しに手をタッチするように促されます。

すると、『一緒に形をなぞろう!』というメッセージとともに、“なぞる形”が表示されます。
互いの姿を目の前に見ながら、あたかもスクリーン1枚を隔てて対面してなぞっているかのように、同時に同じポイントに指を当てながらなぞっていく必要があります。

できあがるのは“2つの国が繋がること”を象徴する形として、ハートマークやスマイルマークなど。

“相手国の人を目の前に感じる”共同作業により、普段お互いを遠ざけている意見の違いを一時忘れ、喜びと感動を分かち合うことができるというコンセプトです。

そして共同作業を完成させると、両国の参加者には無料でコカ・コーラが与えられます。スクリーンに映る参加者同士が乾杯を楽しんだりもしたようです。

“Small World Happiness Mashines”で楽しめるコンテンツは、記号をなぞるものの他に、「一緒に踊ろう!」や「お互いに写真を撮り合おう!」などのテーマも用意されていたといいます。

誰でも気軽に参加でき、小さな子供からお年寄りまで実際に参加したそうです。

プロモーション映像を見ているだけでも心温まります。コンセプトもそうですが、この実行力に脱帽しました。

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動画はコチラ

参考サイト

digital buzz blog
http://www.digitalbuzzblog.com/coca-cola-small-world-machines/