Case:GPS to get lost

たまには“仕事や家庭など全ての雑事を放り投げて、誰もいない遠くに冒険に出かけたい!”と考えることはないでしょうか?

そんな願望を少しでも抱いたことのある人をターゲットにしている、オフロードカーのJeepがアルゼンチンで“オーナーを対象”に仕掛けたプロモーションを紹介します。

同社は、日常の社会生活と同じように様々なことに“管理されたドライビング体験”ではなく、全く新たなドライビング体験をオーナーに提供するべく、Jeepに設置されたカーナビに“GPS to get lost”なるアプリを搭載します。

オーナーがこの機能を使用することにより、「“行きたい地点に簡単に連れて行ってくれるGPS機能”から解き放たれて、大自然の中で冒険気分を存分に体験できる」というコンセプトです。

ドライバーは、まず最低限自身が冒険に出かけたい地域を、山や砂漠、高原や林などから選択します。

すると、“28件の候補地(全て何もない自然地帯)”の中から1件が自動で設定され、その場所までの簡単な道案内を“音声のみ”で指示されます。

ドライバー自身には具体的な行き先がどこかわからず、カーナビの音声に従って進むことになりますが、すぐに舗装されていない道なき道を進むことになります。

そして、音声に従ってたどり着いた先には、誰もいない、何もない、素晴らしい大自然だけが目の前に広がっていて、その自然をドライバーだけが堪能できます。カーナビからは「Congratulations!」の音声が響きます。

この試みの結果、わずか2週間で“ブランドへのクチコミ数”が通常の10倍以上に増加し、ファンページへの訪問者数も32%増加したそうです。

オーナーと、“Jeepの世界観・Jeepの魂”を共有するべく仕掛けられた“Jeepならでは”の施策。

商品を購入してもらった後に、商品を購入する前以上にブランドのことをお客さんに理解してもらおうとする同社の誠実な姿勢が伝わってきます。“既存顧客との関係を育む”素敵な取り組みだと思いました。

世界各地で実施されたJeepの広告に関心のある方は下記もご覧ください。

Jeepのターゲットインサイトを突いた広告/プロモーション(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/jeep_gps_to_get_lost