Case: Your Future Facebook timeline

トルコの首都イスタンブールに新設した大学「OZU」が、優秀な学生を獲得するために仕掛けたデジタルプロモーション。

大学生活の4年間は、社会に出る準備期間としては最集段階。“この時期をどう過ごすか、自分の将来のためにどんな選択・決断を下すべきか”、迷える若者も多いことでしょう。

今回の企画は、そんな迷える若者(主に高校生)に対して『自分の近い将来をFacebookアプリを使ってシミュレーションしてみませんか?』・『仮想世界で大学生活をテスト体験してみましょう!』というコンセプトのプロモーションアプリです。

利用法はいたって簡単。まずは、自分が大学で専攻したい学部をセレクトします。

続いて「学業」と「クラブ活動/パーティーへの参加」という、自身が考える大学生活の理想の“時間配分”を任意で設定します。

この基本情報に基づき、“仮想大学生活”がスタートします。

通常、過去と現在について記録されるFacebookですが、ここでは“将来のタイムライン”が表示されて、大学生活で起こっていくと思われる事象が投稿されていきます。

まだ見ぬ将来の様子がタイムラインにポストされていき、コメント欄には現実のFacebookの友達も登場し、リアリティを演出します。

夢のようなバケーション体験の模様なども投稿されるようです(下記のキャプチャは2017年4月に起こるかもしれないイベントの写真がポストされている様子)。

大学生活の途中で留学(留学先)を選択することも可能。
留学を選ぶと、当然“仮想人生”で起きるイベント(タイムラインに投稿される内容)も変化します。

最終的には、大学卒業後5年経過した際の“将来の自分の様子が投稿されるようになっていたそうです。

同大学は、こちらの“シュミレーション”アプリ用に、5000にものぼる写真や映像、1000を超えるシナリオを事前に登録していたそうで、これにより各ユーザーで全く異なるシミュレーションを提示できたといいます。

なお、シミュレーションされた全ユーザーの『仮想人生のタイムラインの模様』はビデオに保存されており、Webサイト上で“印象深い大学生活ビデオ”に対して公開投票がおこなわれました。

幸運にも選ばれた数名の高校生には、“大学生活4年間分の奨学金を手にする権利”をかけた1分間プレゼンテーションに挑戦できたといいます。

当Facebookアプリは、イスタンブールで大学に進学を希望する全人口の4分の1に相当する250,000人が利用したそうです。

さらに当取り組みに関するパブリシティは、広告費換算で200万ドルにのぼり、大学を選ぼうとしている多くの高校生や親御さんに対して訴求できたといいます。

結果、イスタンブールで“学業成績トップ1000”に該当する高校生たちにアンケートをとったところ、大半の学生が『このゲームアプリがなかったら、まずOZU大学のことなんて知らなかっただろうね』と回答するに至ったそうです。

“大学生活のシミュレーションアプリ”を通じて、大学の認知を高めて受講者を増やそうとするアプローチ。大きな成果にも繋がっていて素晴らしい。

動画はコチラ

The Game of Your Life – Case Video (EN) from 41? 29! on Vimeo.

参考サイト

digitalbuzzblog
http://www.digitalbuzzblog.com/ozu-university-your-future-facebook-timeline/