Case:新感覚の遊園地「有明そらスタジオ」(通称:そらすた)

新商品、新ブランド、新キャンペーン…
そのカタチに関わらず、 “新たなサービス” の認知を獲得・拡大していくことは、コンテンツ・情報が多岐に渡る中で、日々手ごわさを増しているように思います。

しかし新たな価値を受け入れてもらうことに一定の難しさがある一方で、「It’s New!!」というニュースバリューがプロモーションの種となり、
大きく花開く可能性があることも、また事実です。

今回ご紹介したいのは、日建リース工業が2012年夏限定でオープンした「有明そらスタジオ」、通称「そらすた」です。
「そらすた」は、日建リース工業が切り開く新たなビジネスモデル、「新事業」の第一歩としての取り組みでした。

同社本来の生業は、工事現場における「足場」や「仮設」の資材をゼネコン各社などに貸し出すBtoB事業。
「アミューズメント」事業は本業ではありません。
しかし、少子高齢化に伴う人口減で、国の公共投資も減額傾向にある中、「今ある資産で何か新しいマーケットを開拓できないか」という問題意識から、行き着いたのが「そらすた」です。

「そらすた」は、有明の“そら”を楽しむことができ、東京ドームのグラウンド約2倍の広さにあたる超巨大アスレチックテーマパーク。日本初の「重力体感型の遊園地」とうたい、東京都有明にて51日間限定で開かれました。

「そらすた」のアトラクションには、いずれも“重力”という特徴が感じられます。
親子やカップルが一緒に滑空できる2人乗りの「ジップライン」。
※日本初だったそうです

マンションの4階に相当する地上11メートルの高さから飛び降りる、絶叫アトラクション「ブレイブジャンプ」、

そそり立つ高さ10メートルの絶壁を手足でよじ登る「ウォールクライマー」などなど。

“重力”というコンセプトを持った新施設のプロモーションを行うにあたり、「遊びに来て、体感して初めて伝わる楽しさ」を、WEBを使ってうまく広めることが特に重要なケースだと考えられますが、同社はお盆前を狙ってプロモーションを実施しました。

多くのメディアは、「新施設がオープンしました!」という客観的な記事ではなく、記者自身の体験レポートとして掲載。
メディア記者だけでなく、ブロガーの体験レビュー記事も多く露出し、最終的にはそらすらのサイトアクセス数は、当初想定の700%超え!

体験記事であればなんでもOKというわけではありませんが、「お盆はどこにいこっかな~」という頭になっている時期に「楽しそうかも・・」と思わせる露出を獲得したことが、成功の一助になったと考えられます。

愛され上手なコンテンツを作り、さらに内容の深いプロモーションを仕掛けることによって、多角的なブランディングを確立していく、
そんな可能性を感じさせてくれた「そらすた」のご紹介でした。
子供たちのエガオがいいね!

[千田 里美]

参考サイト

・有明そらスタジオ
http://www.sorastudio.jp/
・ひと夏だけの限定遊園地『有明そらスタジオ』へ行って来たよ!/ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/233290