Case:Cut Through LA

NIKEのシューズブランド「JORDAN CP3」の最新モデル、“VI”のプロモーション映像とその撮影用インスタレーションが素晴らしく斬新だと話題を呼んでいます。
テーマは、Cut Through L.A.(『L.A.を切り裂く』的な意味かと思います。)

ストリートパフォーマーの発祥の地として知られる南カリフォルニアのベニスビーチで、NBAのロサンゼルス・クリッパーズで活躍するクリス・ポール選手がバスケをしているという設定。

ポール選手がダイナミックにプレイしている『瞬間』を切り取って描写するために、ポール選手そっくりの大勢の男性を起用して、プレイしているリアルな様子が伝わるように一人一人瞬間、瞬間のポージングをし、精密にレイアウトされています。合わせて、その付近にいる人も“フリーズ”して、最後に一人のポール選手がダンクを決めるという“生身の人間を起用した”コマ送り風のインスタレーションを収めた動画。

言葉だけだとわかりづらいので、キャプチャで紹介していきます。
こちらは導入部分。キャプチャだから静止しているわけではなく、こういったインスタレーションです。面白いのはそっくりさんだけではなく、バスケットボールや壁を突き破ったように見せるための破片までもがフリーズされている点。

パスを出している瞬間。ボールの軌跡とパスを出した後の選手の動きを忠実にコマ送り風のインスタレーションで再現しています。

ポール選手のそっくりさんだけではなく、その付近にいる人も凄い態勢でフリーズしています。これが生身の人間で演出しているのが凄いです。

女性の持っている飲み物の中身がこぼれそうなところもフリーズしています。動画のキャプチャだからじゃありませんよ。

似顔絵を描いてもらう瞬間や、リンゴをもらってかじる瞬間などもフリーズ状態。

さらに物凄い態勢のインスタレーションやシューズのフォーカスもありながら、動画は徐々にクライマックスへ。

相手選手をかわし、ダンクをするシーンで映像はフィナーレを迎えます。

一連のインスタレーション&映像の撮影は一般市民に公開で行われたようです。プロモーション用にもかかわらず、インスタレーションの全体像を直接見れた人が羨ましいと思わせるほどクールな作品。

現状に甘んじることなく、常に革新的なコミュニケーションに取り組もうとするNIKEブランドの凄味を感じさせてくれるインスタレーションと映像でした。
それにしても撮影はハンパなく大変だったろうな~~~。

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動画はコチラ

参考サイト

・Adverblog
http://www.adverblog.com/2012/10/09/jordan-cut-through-la/