Case:Let the spills begin

ロンドンオリンピックに絡めたTV-CMを国内外問わずいろいろと目にしますが、その中でも特に印象深かった作品を一つ紹介します。
P&Gのペーパータオルブランド、「バウンティ」のTV-CM。

オリンピック競技に取り組む選手たちの超人離れしたパフォーマンスを観戦すると、子供たちは自分もオリンピック選手になったかのように自宅で真似事をしてしまいますよね。
今回のCMでは子供たちのそんな様子が次々と映し出されます。

廊下で体操の十字懸垂やバク転をする女の子。

キッチンで壁を相手に一人卓球をする男の子。

リビングで新体操のリボンを演技する女の子。

オットマンで体操のあん馬に励む男の子。

廊下で短距離走のスタートダッシュを決める女の子など。

どの子も真剣な眼差しでオリンピック選手の真似ごとをしているのが印象的です。

そんな描写がテンポよく次々に映し出される中、所々で子供たちのそばにおかれているコップに入ったドリンクやドレッシングボトル、金魚鉢などの映像がアップで映し出されます。

あん馬の演技を終えて満足気にポーズを決める男の子の目の前にもコップに入ったコーヒー牛乳が意味ありげに置かれています。

ここで以下のメッセージが表示され、CMは終了となります。

” Let the spills begin ”
” こぼすことから、はじめよう…それが、子供たちの夢へと繋がる “

子供が家の中で激しく動き回ると必ずといってよいほど水ものを派手にこぼしてしまいますが、『ペーパータオル「バウンティ」があれば、こぼしても大丈夫ですよ』ということをアピールしています。

こぼすことを叱ったり、こぼす恐れがあるからといって、子供たちに『自由にオリンピック選手の真似ごと』をさせないのは、子供たちの無限大の可能性を潰すことになるんですよ、というメッセージが込められているようにも思えます。

” Let the spills begin “というメッセージが圧巻です。

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参考サイト

・Creative Criminals
http://creativecriminals.com/tvcinemafilm/bounty-let-the-spills-begin/