Case:Blood Trade

サンパウロの学生がブラジル赤十字に向けて考案した、若者たちに献血を呼び掛けるためのアンビエントプロモーション、その名も「Blood Trade」
※今回の企画はあくまでもコンセプト段階ですが、ユニークな視点を持った斬新な内容なので紹介します。

プロモーション背景

企画を考えた3名の学生たちは、大勢の若者が献血に無関心なのは、彼ら自身が「人が生活する上で『血』がいかに重要なものかを十分に理解していないこと」が原因だと捉え、その認識を変えることこそが献血に協力してくれる若者を増やす上で不可欠と判断して今回の施策を企画しました。

施策内容

彼らは、若者が日常において『血』というものの存在を当たり前のように認識する場所である「ゲームの世界」(特に戦争アクションゲーム)に白羽の矢を立てます。※血=ライフポイントとしての認識で、当然ライフポイントがなくなるとゲームオーバーとなることは若者の誰もが理解しています。

今回の企画は、赤十字がゲーム会社とタッグを組むことにより、若者が献血した後にもれなく『(戦争アクション)ゲーム内のプレイヤーのライフポイントを増加できるコード』を与えるというプログラムです。

以下のように、献血の代わりに貰ったコードをゲーム内でユーザーが入力すると、ライフポイントの上限が上昇するというイメージです。

自身が献血をしたことにより、ゲーム内で自分が動かすプレイヤーの血(ライフポイント)が“その分”増加して、生きながらえるという仕掛け。そしてそれはバーチャル世界だけではなく、現実世界においても自分が提供した血によって、助けられる人が出てくるということを暗示することにも繋がりうるという企画コンセプトです。

こういったリアルとバーチャル(ゲーム)の連動はとても面白いですね。
無感心な若者の土俵に乗りこみ、強引に自分事化させようとする企画方針が冴えていると感じました。是非実現に至ってその成果を知りたいと思いました。

世界各地で実施された赤十字のユニークな広告/プロモーションに関心のある方は下記もご覧ください。

赤十字の秀逸な広告/プロモーション(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

・I believe in advertising
http://www.ibelieveinadv.com/2012/08/red-cross-blood-trade/