Case:Inversion

貧困撲滅に向けた活動に取り組む世界的なNPO団体「ActionAid」が手掛けたiPad広告。
ユーザーがiPadで電子雑誌をスライドしていくと、みすぼらしい場所にたたずむ黒人の子供が、何故か逆さまの状態で表示されます。

「あれ、なんかおかしいな~~」ということでiPadを縦に持ちかえても、直ぐに逆さまの状態に戻ってしまいます。

更にはもう一度横に持ち替えても、やっぱり表示が逆さまになってしまいます。

しかし、その直後に、急に反転して正しく表示され、
そこには、“Poverty is like this: hard to turn around. Tap to help us solve it.”
(貧困とはまさにこのような状態と同じ、そこから抜け出すことは簡単ではありません。こちらをタップして、この問題の解決にご協力ください)
というメッセージが表示されます。

すなわち、iPadの加速度センサー(傾きセンサー)のようには、“貧困に苦しむ人々を簡単に助けだすことはできない”ということを、iPadのデバイス特性とそれを利用するユーザーの心理を前提として、直感的に伝える広告になっています。

「何だこれ」とユーザーに思わせ、その上で謎解きをするというアプローチで、メッセージの腹落ち感はスゴイものがあると感じました。

代理店はSaatchi & Saatchi。頭やわらかいですね!

iPadを活用したユニークな広告に関心のある方は下記記事もご覧ください。

iPadユーザーが一瞬凍りつく、デバイス特性を最大限活かした電子雑誌のインタラクティブ広告
iPadの特性を最大限生かした、家庭内暴力反対を訴えるインタラクティブ広告

動画はコチラ

参考サイト

・Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/online/action_aid_inversion