Case:Fanwargen

本日は自動車メーカーVolkswagenがオランダで展開中のFacebook上で行う懸賞キャンペーンをご紹介します。

キャンペーンのコンセプトはFacebookキャンペーンに参加した人の中から抽選で、『ソーシャルネットワーク仕様』(Facebook仕様)の自動車をプレゼントするというもの。
キャンペーンの名前は「Fanwargen」。

このキャンペーンは、「Fanwargen」のFacebookページでクラッシックなバンT1とBeetleの好きな方にユーザーに投票してもらい、票の多い車種に投票した人の中から抽選でその車種をプレゼントするという至ってシンプルな企画です。

以下がその投票ページ。
現在のところ、T1に約12,000いいね、Beetleに約6,000いいね集まり、T1がかなりの差でリードしているようです。

この企画のユニークな点は、当選してもらえる自動車(T1、Beetleいずれにしろ)が、“ここまでやるか!”という程、完璧にFacebook仕様となる予定だという点です。
(ユーザーの投票数の多かった車種どちらかを以下で記載するようにFacebook仕様で制作します)

まずはその内装ですが、完全にFacebook仕様のカラーリングになっています。

続いて、ハンドルのそばにFacebookのニュースフィードをプリントしてくれる機能が備えられています。

さらに、「友達設定」をすると窓にカーテンが下りて中が覗けなくなる機能。

ナンバープレートのそばにリレーションシップ・ステータスを表示することもできます。
周りの人はこの状況を見て声をかけないとだめなようですね。

その他にもFacebook仕様の機能が盛りだくさんのようです。

『Facebook上でユーザーの投票を募り、応募者の中から抽選でプレゼントをあげる企画』は一般的で、それだけだと面白みにかけます。

今回の企画の肝は、応募者のキャンペーンに参加するインセンティブ(プレゼント)が『思いもよらないほど“突飛な”(ただし突飛だけど、ある意味非常に完成度が高い)Facebook仕様のもの』であり、かつ、それを『ユーザー自身に決める権利を与える』という点になるかと思います。

これにより特定のユーザーの気持ちをがっちりと掴むことに成功し、キャンペーンを盛り上げることに成功しているように感じます。

ブランドの遊び心が伝わる楽しいアイディアだと思いました。

このような企画は、「投票の対象となるT1、Beetle車種の根強いコアファンが存在すること」が実施に至る前提条件になるとも感じています。コアファンがいないブランド・商材だと残念ながらシラケル可能性が高そうです。

世界各地で実施されたフォルクスワーゲンのユニークな広告/プロモーションに関心のある方は下記もご覧ください。

フォルクスワーゲンの卓越した広告/プロモーション(まとめ)

動画はコチラ

The Fanwagen from Fethi Uluak on Vimeo.

参考サイト

・digital buzz blog
http://www.digitalbuzzblog.com/volkswagen-the-fanwagen/