Case:Waste

本日の投稿はイギリスの社会問題から一つ。

背景

直近イギリスで実施されたある調査によると、現在仕事をしておらず、学習に取り組んでいない若者、所謂『NEET』と言われる層のうち、78%の人たち(数にすると約100万人)が、「自らの人生が無意味なモノ(≒ゴミ同然)になりつつある」と感じているそうです。

若者の就業支援や教育支援を行うイギリスの市民団体「FutureYou」は、このような実情を市民に訴え、問題意識を認識させるために、新しく挑戦的な広告キャンペーンを展開することになりました。

施策内容

この広告キャンペーンのテーマは、「Waste」(=ゴミ)というもの。
「Waste」のCMが既に公開されていますが、こちらの内容は、大規模なゴミ収集場に数多くの粗大ゴミに交じって若者たちがゴミ同然に扱われるというものになっています。

最後にゴミに埋められた若者たちをバックに、「find education , find training , find jobs」というメッセージが表記されます。

『ゴミ同然になろうとしている若者たちに、就業・教育の機会を提供することで、そこから抜け出させるチャンスを与えるために協力してください(寄付をお願いします)』、と示唆しているようです。

「NEET ≒ ゴミ」と表現するこのキャンペーン。
大量のごみに紛れ、無気力な表情を見せる若者たちの姿に、この問題の深刻さが如実に表れていると思いました。

誤解を恐れずに書くと、こういったあからさまで挑戦的なクリエイティブ(=ゴミ)には、このような危急の問題に対して、“耳触りのいい言葉を通じて”問題を先延ばしにするのではなく、今すぐに正面から真剣に向き合おうとする潔さみたいなものを感じました。

“耳が痛い言葉”“多くの人が目をそむけたいメッセージ”だからこそ伝わることってあると思います。

動画はコチラ

参考サイト

・Future you
http://www.thefutureyou.org.uk/
・YouTube
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=5Vbvla4JDXs