CASE: Irresistible Pointless TrueView Ads

近年、GeicoやVestelのユーモアに溢れ、究極の短さで展開した“Unskippable”(スキップできない)動画広告が話題を呼びましたが、IKEAが全く違う方向性で“Unskippable”動画に挑戦しています。

その名も「Irresistible Pointless TrueView Ads(抵抗できないほど、無意味なTrueView広告)」。何がそこまで無意味なのか、まずはこちらをご覧ください。

とある少年がお皿洗いをしています。
開始3秒での第一声が何と「本当にこの動画見たいの?スキップできるの知ってるよ。」

そして、ランプの宣伝がさらっと入ります。

しばらく見ていてもずっとお皿洗いを続ける少年。そして「本気?」と聞いて、呆れて来ます。あとは4分半同じような状態が続きます。

別の動画では、自宅でキスをしているカップルが登場。

「動画スキップできるわよ」と言って来ます。
しばらくすると「プライベートなものだから動画をスキップしてくれない?」と促されます。

ところどころにさらりと広告が入り、最終的にはまた呆れられて彼女は立ち去ります。

この動画は、IKEAが近年「Where Life Happens」というテーマで行なっている動画シリーズの最新作として作られたもの。

今までは、離婚やシングルマザー、養子縁組、父と娘の離縁など、胸が痛いけどどこかユーモアのある絶妙なクリエイティブでしたが、今回は思い切った“Unskippable”な表現を展開。

Åkestam Holstによると、この動画のターゲットの平均視聴時間が3分であり、39%が最後まで見たそう。驚異的な数字ですね。5秒に全てを詰め込む動画フォーマットとは全く異なるアプローチで、最初に見たかったものを忘れてしまうほどの一風変わった世界観。「Where Life Happens(ケース1ケース2)」というコピーがあるからこそ、これだけ効果を発揮できたのではないでしょうか。