Case: Pink Kittens

17〜24歳の若者の3人に1人がするという、スマホの“ながら運転”は、どうすれば減らせるのか?

この課題に対し、ロンドンの大手広告代理店・AMV BBDOは、公共機関がポスターで訴えるようなありきたりな宣伝ではなく、「Pink Kittens」というポップなスタイルで描く斬新なムービーを制作することでその答えを出しました。まずはこちらの映像をご覧ください。

車の中からの風景。街頭の様子が一瞬で通りすぎて行きます。ピンク色の何かが沢山あることだけは分かりました。

「DID YOU SEE THE PINK KITTEN?」という視聴者へのクイズが出たのち、映像が巻き戻ってスローモーション映像が始まり、答え合わせが始まります。

Pinkな世界観の中で、ゴミ袋やシャッターの絵、

招き猫や人形など、タイトル通り、たくさんのPink Kittenが出てきます。実に100体のPink Kittenが隠れているそう。

なるほどこういうことが起きていたのか…と眺めているうちに、ついにスマホの“ながら運転”をしている男性が現れました。彼のスマホのディスプレイにはPink Kittenが…

そして、その先にいたのは、なんと赤ちゃんを抱っこしたお母さん!危ない!

というところで答え合わせは終了。

最後に「たった2~3秒で、時速50km/hの車は50mも進む」という警告が表示されます。2~3秒のよそ見が致命的になる。当たり前だけど、意外と気づかない事実。

このように映像クイズのような展開にすることで、いつの間にかスマホの“ながら運転”の危険性を疑似体験させられていたのでした。“ながら運転”を注意換気する広告は世の中に溢れがち。だからこそ、普通に宣伝してもスルーされてしまいますよね。そこで、ゲーミフィケーションで視聴者を離さず、最後までメッセージを届けるというのは、とてもいい着眼点なのではないでしょうか。

Pink Kittenは、ロングランのキャンペーンとなっていて、Stanford International駅では、リアルに100体のPink Kittenが設置され、スマホの”ながら運転”防止を呼びかけるそうです。