Case: Famous Among Friends

日本でバズを誘発するコンテンツといえば“ウェブ動画”に多い印象ですが、米Bud Lightは“TV番組に便乗したCMをその番組に次々と投下する”ことで、上手くバズを創出しています。まずご覧いただくのは、今年の8月に公開した人気ドラマ「Game of Thrones」で放映したCM。YouTubeでは100万再生を突破しています。

場面はGame of Thronesによく似た世界感の玉座の間。王様の開いたパーティーにやってきた人々は、一人また一人とBud Lightを王様に献上していきます。王様も王妃も満足げな様子を浮かべ、「Dilly Dilly!」という掛け声で彼らを称えます。

そんな中、一人の男が王様を喜ばすべく、特別な赤ワインを献上したところ、逆に不興を買い、「苦しみの穴」へと追放されてしまいます。

CMの全編を通して「Dilly Dilly!」という掛け声が度々使われていますが、「Cheers!」の代用として乾杯の音頭として使用されています。

この「Dilly Dilly!!」という言葉は、アメリカで実際に結婚式などで使われるくらい流行ったそうです。

そして、“Famous Among Friends”キャンペーンと称し、10/19から新たに日本でも人気のドラマ「ウォーキングデッド」のシーズン8の初回に合わせたCMを投下しました。

ゾンビから必死に逃げ、 物資を持ってきた男性。

しかし、手に入れた物資の中にBud Lightがなく、仲間に冷ややかな目で見られます。

そして、男性は再びゾンビのいる場所にBud Lightを取りに行かされるというストーリー。

Bud Lightは、このようなドラマ以外にもNFLの放送でも同様に番組と連動したユーモラスなCMを放映しています。同社副社長のAndy Goeler氏は「ただの情報CMではなく、映画のようなCMだからこそ、視聴者に試合やドラマの合間に“なんだ?”と思わせ、ストーリーに引き込める。」と述べています。

新たなバズ動画の方程式となるか、この再生数やインパクトがどこまで拡張するかで、その答えが出るかもしれませんね。以上、今後も目が離せない米Bud LightのTVCMでした。